これまでの記事では残業代をもらわずに時間外の労働をすること。いわゆるサビ残を避けるために調べるべきことを紹介してきた。サビ残は一般的にはあってはならないものであってサビ残が多く行われている労働環境が明るみに出ればその企業は批判にさらされるだろう。しかし、サビ残を行っていても仕方がないとされる人々がいる。それが「管理職・役員」と呼ばれる人々だ。
多くの場合「管理職・役員」の人が時間外に業務を行っても残業代は支給されない。一般的な認識では「管理職・役員」には役員報酬や管理職手当が支払われているため残業代が無くても問題はないのだ。だが、この認識を利用して少ない賃金で長時間の勤務をさせられてしまうケースがある。今回のメインテーマである「名ばかり役員」「名ばかり管理職」のケースである。
「名ばかり役員」「名ばかり管理職」になってしまった人たちが時間外に業務を行っても残業代は支払われない。しかし、業務に見合った役員報酬や管理職手当も支払われない。これが「名ばかり」の所以だ。 「名ばかり役員」「名ばかり管理職」 の人々は業務に見合わない役員報酬・管理職手当しか支払われず長期間に及ぶ残業を強いられることもある。
筆者のきいたことのあるケースでは入社して数年、もしくは数カ月の従業員を肩書き上は役員・管理職とする。そして実際の勤務時間や裁量・権限には見合わないような少額の役員報酬・管理職手当で勤務させるというのが多い。
このような働き方を避けるためにはどうすればいいのか。その企業の役員・管理職の中で勤務年数が少ない複数人の平均残業時間を聞くのはどうだろうか。上で説明した通りこの「名ばかり役員」「名ばかり管理職」の問題は入って日の浅い職員が少ない手当で残業をさせられてしまうケースが多い。そこで勤務年数の浅い役員・管理職の残業時間を知ることで役員報酬・管理職手当分以上の残業をしている可能性を図るのである。
この質問に対し、回答された残業時間が多かったり、役員・管理職は残業時間の管理をしていないという回答だったらこの「名ばかり役員」「名ばかり管理職」の存在についてより調べた方がいいかもしれない。
これまでの記事と同じになってしまうがこの質問では「シロサガシの注意点」で挙げたリスクを回避できていない。この点については今後、シロサガシから解決法を提案する予定なのでお待ちいただきたい。
また、この「名ばかり役員」「名ばかり管理職」の問題についてどのような質問をすれば入る前にこの問題の有無を避けることができるか少し悩んだ。お読みいただいた方の中に何を聞き、どこを知ればより的確にこの問題を避けられるか思いついた方がいたらぜひコメント欄で教えてほしい。また、この「名ばかり役員」「名ばかり管理職」の問題について経験・エピソードがある方も是非コメント欄で共有してほしい。