シロサガシの注意点

 本当にホワイトな企業を探すにあたって気を付けなければならないことがある。それは企業側にホワイト企業に行きたいという思いを知られてはいけないということだ。

 このサイトでは本当にホワイトな企業を見分けるポイントや探し方を紹介する。しかしそのほとんどは公開されている情報からはたどり着くことができないだろう。どの企業も自分が公開したい情報だけを公開するからだ。ブラックを避け、ホワイトな働き方を手に入れるためには公開されていない情報を自分から手に入れなくてはならない。しかし、ホワイトな要素を探す姿勢が企業の採用担当の目に入れば内定を勝ち取ることは難しくなるはずだ。

 どの企業も金を出して人を雇う以上は費用対効果、コストパフォーマンスを追求せざるを得ない。少ない出資で大きな利益を出す人材を求めている。私たちが最新のスマホをできるだけ安い料金で使いたいようなものだ。そんな中、どんな利益を生んでくれるかもわからないのに自分がもらう対価のことばかり気にしている志望者が現れたらどうだろうか。対価を気にせず自分がいかに企業に貢献できるか主張する者と比べると企業が欲しがるのは当然、後者のはずだ。

 恋愛で例えてみてもわかりやすいかもしれない。企業の採用活動といえども突き詰めれば1対1で人にどのように気に入られるかの勝負である。あなたが街コンへ行き、たくさんのパートナー候補と話す機会を得たとしよう。初対面で「付き合ったらおいくらのプレゼントをくれる予定ですか?」「付き合ったら私にどのようなメリットがありますか?」と質問をしてくる人と「おいしいお店を知ってるので今度ごちそうさせてください」「実は最近お菓子作りにハマっているのでよかったら今度持ってきますね」と言っている参加者。どちらと付き合いたい、デートに行ってみたいと思うだろうか。

 こう考えてみると、たとえ社員の理想の働き方を本気で実現しようとしている本当のホワイト企業でも、魅力的に感じるのはホワイトさを求めて志望する人材ではなく企業のために自分の利益を顧みず身を粉にして働く覚悟を感じる人材なのだ。

 企業が体育会の学生を欲しがる理由はここにあるのかもしれない。チームにどう貢献できるかのアピールの材料が多く、少ない出資で大きな利益を生む職員をイメージしやすい。悪い言い方をすればブラックな環境でも耐え抜き、働き続ける「企業戦士」の素質を感じるのではないだろうか。

 シロサガシではこの困難に対しての解決策を提示しようと思っている。しかしこの解決策には時間と準備がいる。どこかでこの解決策を読者に提供するのでその時まで待っていてほしい。